コンビニ経営実態調査 > 契約の条件と保障保証制度

加盟店契約は大きく2種類に分かれる

コンビニチェーンの加盟店契約は、店舗の土地や建物をオーナー自ら用意するパターンと、土地や建物をフランチャイズ本部が用意するパターンの2つに分かれます。オーナーがフランチャイズ本部に初期費用として支払う「加盟料」は250~300万円が平均的。開店後にフランチャイズ本部に支払うロイヤリティは、売上総利益(粗利)の30~50%前後、オーナーの年間総収入(売上総利益-ロイヤリティ)を保証する「最低保証」は1700~2,220万円(最低保証なしのフランチャイズ本部もある)となっています。

加盟店契約の条件とは?

加盟条件はフランチャイズ本部によって若干違いがありますが、20~60歳もしくは65歳までという年齢制限や、夫婦や親子、兄弟の2名以上が経営に専従することを条件にしているというパターンが多いようです。契約期間にも設定があり、短くて5年、長くて15年の契約が条件とされ、途中解約すると違約金が生じることも。こうした契約内容は事前にしっかり確認をしておきましょう!

コンビニ経営に関するサポート体制は?

多くの場合、フランチャイズ本部による研修制度が設けられており、コンビニ運営知識や経営知識がなくても開業までに必要なノウハウを習得できます。また、ストアスタッフの採用や教育についてもサポートがあります。開業後も本部担当者につど経営相談をすることができるので、経営面についてはしっかりサポートを受けられるしくみになっています。

経営の負担軽減や拡大をサポートする制度は?

多くのフランチャイズ本部では、オーナーの年間総収入(売上総利益-ロイヤリティ)を保証する「最低保証」を設定していますが、金額は各社との契約条件によって異なります。そのほか、加盟金を補助するインターン制度や福祉面でのサポート制度、水道光熱費の一部負担制度、複数店舗経営の奨励制度、加盟店従業員の独立支援制度など、各社がさまざまなサポート体制を準備しています。

コンビニ経営の"ヒント"